【鉱泉分析法指針改訂】泉質分類 その2「単純泉」&「特殊成分を含む療養泉」

では次に「単純泉」とは?

(2) 単純温泉
溶存物質(ガス性のものを除く)が 1,000mg/kg に満たないもので、泉温が 25℃以上のものを単純温泉という。また、現地(湧出地)での pH 測定値が 8.5 以上の単純温泉をアルカリ性単純温泉という。

単純泉の定義は変わりませんね。
「特殊成分」については若干変更がありました。
つぎに、「特殊成分」とは?

(3) 特殊成分を含む療養泉
以下に掲げる物質を限界値以上に含有する療養泉を次のとおり分類する。

物質名 限界値
含有量 (1kg中) mg以上
泉質名
水素イオン (H+ 1mg 酸性泉
総硫黄(S) [HS+S2O32-+H2Sに対応するもの] 2mg 硫黄泉
遊離二酸化炭素(CO2)(遊離炭酸) 1,000mg 二酸化炭素泉
ラドン (Rn) 30×10-10Ci = 111Bq以上
(8.25マッヘ単位以上)
放射能泉
総鉄イオン (Fe2++Fe3+) 20mg 含鉄泉
よう化物イオン (I) 10mg 含よう素泉

1) 特殊成分を含む単純冷鉱泉
上記に掲げる特殊成分のうちいずれか1つをその限界値以上に含有し、溶存物質 (ガス性のものを除く)が 1,000mg/kg 未満で泉温もまた 25℃未満の療養泉を単純冷鉱泉とし、これを下記のように細分する。なお、「(2)単純温泉」同様、現地(湧出地)での pH 測定値が 8.5 以上の単純冷鉱泉をアルカリ性単純冷鉱泉という。

(a) 単純酸性冷鉱泉
(b) 単純硫黄冷鉱泉
(c) 単純二酸化炭素冷鉱泉
(d) 単純放射能冷鉱泉
 (イ) 単純弱放射能冷鉱泉(ラドン含有量 8.25 マッヘ単位以上 50 マッヘ単位未満のもの。)
 (ロ) 単純放射能冷鉱泉 (ラドン含有量 50 マッヘ単位以上のもの。)
(e) 単純鉄冷鉱泉
(f) 単純よう素冷鉱泉

2) 特殊成分を含む単純温泉
上記に掲げる特殊成分のうちいずれか1つをその限界値以上に含有し、溶存物質(ガス性のものを除く)が 1,000mg/kg 未満で泉温が 25 ℃以上の療養泉を単純温泉とし、単純冷鉱泉に準じて次のとおり細分する。なお、「(2)単純温泉」同様,現地(湧出地)での pH 測定値が 8.5以上の単純温泉をアルカリ性単純温泉という。

(a) 単純酸性温泉
(b) 単純硫黄温泉
(c) 単純二酸化炭素温泉
(d) 単純放射能温泉
 (イ) 単純弱放射能温泉
 (ロ) 単純放射能温泉
(e) 単純鉄温泉
(f) 単純よう素温泉

3) 特殊成分を含む塩類泉
(a) 水素イオンを 1 mg/kg 以上含有する塩類泉は泉質名の始めに「酸性-」を付記する。
〈例示〉酸性-ナトリウム-硫酸塩泉
(b) 総硫黄、二酸化炭素、ラドン、総鉄、よう化物イオンを限界値以上含有する塩類泉については、
「含二酸化炭素-」「含よう素-」等と泉質名の始めに付記する。
〈例示〉含二酸化炭素-ナトリウム-炭酸水素塩泉

冷鉱泉」ってあまり使われていなかったように思いますが、今回はしっかり定められていました。

癒しのPhoto time!

20140807

「特殊成分」についてはもう少しつづきます!

by ひらおか

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