温泉・銭湯のこと

【鉱泉分析法指針改訂】アトピー性皮膚炎が温泉適応症に

今日でとりあえず【鉱泉分析法指針改訂シリーズ】も最終回としたいと思います。
最終回は適応症について。
改訂前の適応症はこちらをご覧ください。
随分変更になりました。

一般適応症は

筋肉又は関節の慢性的な痛み又はこわばり(関節リウマチ、変形性関節症、腰痛症、神経痛、五十肩、打撲、捻挫などの慢性期)、運動麻痺における筋肉のこわばり、冷え性、末梢循環障害、胃腸機能の低下(胃がもたれる、腸にガスがたまるなど)、軽症高血圧、耐糖能異常(糖尿病)、軽い高コレステロール血症、軽い喘息又は肺気腫、痔の痛み、自律神経不安定症、ストレスによる諸症状(睡眠障害、うつ状態など)、病後回復期、疲労回復、健康増進

泉質別適応症は

掲示用泉質 浴用 飲用
塩化物泉 きりきず、末梢循環障害、冷え性、うつ状態、皮膚乾燥症 萎縮性胃炎、便秘
炭酸水素塩泉 きりきず、末梢循環障害、冷え性、皮膚乾燥症 胃十二指腸潰瘍、逆流性食道炎、耐糖能異常(糖尿病)、高尿酸血症(痛風)
硫酸塩泉 きりきず、末梢循環障害、冷え性、うつ状態、皮膚乾燥症 胆道系機能障害、高コレステロール血症、便秘
単純温泉 自律神経不安定症、不眠症、うつ状態
酸性泉 アトピー性皮膚炎、尋常性乾癬、耐糖能異常(糖尿病)、表皮化膿症
硫黄泉 アトピー性皮膚炎、尋常性乾癬、慢性湿疹、表皮化膿症(硫化水素型については、末梢循環障害を加える) 耐糖能異常(糖尿病)、高コレステロール血症
二酸化炭素泉 きりきず、末梢循環障害、冷え性、自律神経不安定症 胃腸機能低下
放射能泉 高尿酸血症(痛風)、関節リウマチ、強直性脊椎炎など
含鉄泉 鉄欠乏性貧血
含よう素泉 高コレステロール血症
上記のうち二つ以上に該当する場合 該当するすべての適応症 該当するすべての適応症

ちょっと面白いことを発見!
昨日の禁忌症では酸性泉と硫黄泉に「皮膚又は粘膜の過敏な人」とありましたが、適応症には「アトピー性皮膚炎」「表皮化膿症」とあります。
どっちやねん!と突っ込みたくなりますが、どちらも正解。
きつい酸性泉、硫黄泉に入った場合は、やさしいオブクレイのおうちおんせんで戻し湯を行ってくださいね!

もうひとつは昨日も書きましたが、含鉄泉と含よう素泉には飲用適応症しか無いのですが、飲めない含鉄泉や含よう素泉は泉質別適応症が無いことになりますよね?その場合、泉質として表現することは出来るのでしょうか?意味があるのでしょうか?

いずれにしてもアトピー性皮膚炎も薬用入浴剤の効能に加わる日が来るかもしれませんね。

さあ!明日からはお盆休み。
鉱泉分析法指針改訂をお勉強したところで、温泉三昧と行きますか(^^) ♪

癒しのPhoto time!

20140812

 
付録【リンク集】

今回の改訂が非常に分かりやすくまとめてあります。
大分県「禁忌症及び入浴又は飲用上の注意の掲示等について」

温泉法第18条第1項の規定に基づく禁忌症及び入浴又は飲用上の注意の掲示等の基準(平成26年7月1日付け)

温泉法第18条第1項の規定に基づく禁忌症及び入浴又は飲用上の注意の掲示等について(平成26年7月1日付け)

鉱泉分析法指針(平成26年改訂)

温泉法第18条第1項の規定に基づく禁忌症及び入浴又は飲用上の注意の掲示等に関する新旧対照表

新旧泉質名対照表
 

by ひらおか

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