四方山話 右党

日本の文化「そば」を考えるの続き 蕎麦湯

以前にも、このブログで書いたことがありましたが、僕はそばを食べた後の蕎麦湯が大好きなのです。
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蕎麦湯が出てこないお店は、残念としか言いようがありません。
蕎麦湯が出てこないだけで締りが悪く、翌日また別の蕎麦屋に行ってしまうくらいです。
ちなみに綾瀬の やぶそば さんはしっかり出てきましたよ(^0^)/
蕎麦湯の始まりを調べてみました。
寛延四年(1751年)に江戸の日新舎友蕎子(にっしんしゃ ゆうきょうし)という人が書いた『蕎麦全書』という本に、そば湯が江戸に伝わった時のことが記されているそうです。
【意訳】
先年用事があって信州の諏訪地方を旅行したことがあった。信濃そばがが名物だと聞いていたので、旅館で注文したのだが、とてもおいしかった。なるほど名物というだけの事はある。
其の旅館では、そばの後にそば湯を飲むようにとすすめてくれた。「江戸ではそばを食べた後は、食あたりを防ぐため豆腐の味噌汁を飲むものと決まっているのですが、なぜここではそば湯なのですか?」と旅館の主人に聞いたら「そばを食べた後にそば湯を飲むと消化が良くなって、食べ過ぎても、腹にもたれず胃の調子がすごく良くなります」と答えた。
(中略)
江戸に帰ってから、信州風のそばを食べさせてやろうと言って、そばをごちそうした時にそば湯を出したら、江戸ではそば湯を客に出さないので、みんな珍しがってほめてくれた。
そうなのだ、そばを食べたあとの蕎麦湯は本当にお腹の落ち着きがいい。
でも、それだけでは無い。栄養満点なのだ。
そばにはフラボノイド(化学構造上、ポリフェノールにも分類)の一種でルチンと呼ばれる栄養成分が豊富に含まれています。ルチンは毛細血管の老化を防ぐ働きがあることで知られています。
このルチンは水に溶けやすい性質があり、そのため茹でるあいだに大半がそばから流れ出てしまうそうです。その他にもタンパク質やビタミンB1も茹で汁へ溶け出てしまいます。
蕎麦湯の飲むのは理にかなっているんですね。
行列ができる蕎麦屋には早い時間に行って、待ち時間なく食べたい、とつい考えてしまいますが、そばを茹でる釜の湯が新しいうちはおすすめできないと聞きました。
お風呂と同じで、一番湯より仕舞い湯の方が体にいいということですね。
by ひらおか

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